某（それがし）が宝石に興味を持ち始めた頃、つまり、１９９４年後半に、アフリカのマリ共和国西側のサハラ砂漠で発見されたのが、この「マリガーネット」です。マリ共和国の西側は、５億年ほど前の「苦灰岩・石灰岩からなる堆積層」が広がっており、「穴掘れワンワン」で穴を掘ると、緑色の石がよく見つかるそうです。周知のごとく、ガーネットは、「人種のるつぼ」ならぬ、「混血児のるつぼ」です。ちなみに、このマリガーネットは、お父さんが、ガーネット界の司令官「デマントイド一族の石」で、お母さんは、ガーネット界の副司令官「ツァボライト一族の石」でございます。つまり、素晴らしい血筋からなる、「良家のお嬢様」です。ところが、この「マリちゃん」は、両親が酒でベロンベロンに酔っぱらった時に作った子供なので、ちょっとゲノムが狂ったんでしょうねえ・・・・・。はっきり申し上げて、宝石としての能力・美貌は、両親ほどではありません。ただ、この子は、お父さん側の遺伝子のおかげで、キラキラが実に強いですし、また、お母さん側の遺伝子のおかげで、クロムによる緑色が感じられます。硬度も「７」ありますし、ましてや、この商品に限って申しますと、「ラウンドカット・カットの細かさ・内部のクリーンさ」のおかげで、宝石としての魅力が十分感じられます。ちょっとした「イエローグリーンダイヤモンド」ですよ・・・・・（笑）。頑張れ、マリちゃん。今こそ、自立して、「親の七光り」と言われ続けた暗黒の時代に、光を灯（とも）せ。いいねえ、マリちゃん、輝いてるよ・・・・・(笑)。